充てん材に熱膨張性耐熱シールを使用
加熱により4倍以上に膨張し、すき間を埋めてしまいます。
多系統配管が可能
貫通部数を少なくできます。
●強度設計が楽。
●貫通部面積を少なくできます。
●作業工数が少なくて済みます。
(ボイド管・耐火キャップC設置数を減らせる。)
被覆金属管、電線、合成樹脂管兼用
防火区画貫通部措置工法が一つで済みます。
●空調、電気、排水などの工法を統一できます。
●設置ごとに工法を変えずに済むので、設計や施工が容易です。銅管や電線の混設も可能です。
●設計変更にも容易に対応できます。
すぐに使えるセット梱包
施工に必要な部材がすべてセットされており、支持具や鉄管などは不要です。
簡易な施工性
設置するたけで耐火措置が行えます。
●防火区画の前後1mの防火措置も不要で、施工時間が短縮できます。
●被覆銅管などもそのまま配管でき、作業性が向上します。
床用は床側からの片面施工。
●足場の設置や、モルタルの垂れ留め処置などが不要で施工が簡単です。
埋め戻し(モルタル)不要。
●パテ埋め(専用耐熱シールの充てん)だけでOK。
従来のようなモルタルの準備や混練などの面倒な作業は必要ありません。
バテ埋め(専用耐熱シールの充てん)も簡単。
●貫通穴全部に充てんする必要はありません。
貫通穴内部へのパテ埋めは、床用は20mmまででOK。貫通穴すべてを埋め戻す必要がなく、施工が簡単確実に行えます。
配管後でも施工が可能
2分割構造で、配管後でも施工が可能です。
買通穴の化粧も万全
フタ金具は化粧キャップとしての機能も備えており、貫通穴も見えず、きれいに仕上がります。
空調・電力用 在庫限り
種別 | コードNo. | 型番 | 適合ボイド管呼び径 | 貫通穴 仕上がり径 (mm) |
øA | øB | C | øF | セットバテ量 0.5L |
セットパテ量 0.3L |
梱包 |
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壁用 | 62670 | IRC-75CK | 75 | 82 | 131 | 82 | 114 | 45 | 1 | 1 | 8 |
壁用 | 62680 | IRC-100K | 100 | 110 | 156 | 107 | 139 | 65 | 2 | 0 | 8 |
壁用 | 62690 | IRC-125CK | 125 | 135 | 182 | 133 | 165 | 85 | 0 | 4 | 4 |
壁用 | 62700 | IRC-150CK | 150 | 160 | 207 | 158 | 190 | 105 | 3 | 0 | 4 |
セット明細 | A | フタ金具 | 2 | D | (+)トラス( M4×8L)ビス | 4 | G | 取扱説明書 | 1 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
B | 底板支持金具 | 2 | E | (+)ナベ( M5×25L)タッピングビス | 4 | H | 国土交通大臣認定品表示シール | 1 | |
C | 底板アダブター | 2 | F | 熱膨張性耐熱シールIP | 上表参照 |
注意
●区画貫通部で配管などが動かないように近傍でしつかりと固定してください。不十分な場合はパテにすき間が生じたり、パテが落下したりするおそれがあり、耐火性能が発揮できません。特に縦引きの冷媒管の場合は、配管長の中央部に「パイプロックTK」を使用して配管を支持してください。
金具の連結について
●金具の連結は、RC・ALC・中空壁の場合:最大8連結、片壁(Sウォール*など)の場合:最大6連結までです。
●4個以上の連結は、「3個用」に「追加用」を連結して使用してください。
●「3個用」を2連結して6個にして使用することはできません。
●連結方法の詳細はIRMB-Tの取扱説明書を確認してください。
注意●認定書を熟読のうえ、施工してくたさい。
●認定書に記載の開口穴寸法、占積率を共に満たすことを確認してください。
●厚さ100mm以上の中空壁・ALC壁・RC壁および厚さ42mm以上の片壁(Sウォール※など)に適用されます。
●屋外で使用の場合は、紫外線、雨水などが当たらないように処置を施してください。
●作業時は、作業手袋などを着用してください。
●区画貫通部で配管などが動かないように近傍でしつかりと固定してください。
不十分な場合はバテにすき間が生じたり、パテが落下するおそれがあり、耐火性能が発揮できません。
●区画の壁の材質によっては、パテに含まれる油分が染み出すおそれがありますので注意してください。
●架橋ポリエチレン管およびポリブテン管に使用の場合は、管と熱膨張性耐熱シール材(MB/パテ)が直接触れないように被覆してください。
●ケーブル防災設備協議会の工法表示ラベルは、ケーブル貫通専用として使用された場合のみ発行します。ケーブルと配管類の混在の場合は対象外となります。
配管種類 | RC・ALC・中空壁※3 | 片壁(Sウォール※など) | ||||||
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壁 厚さ | 100以上 | 42以上 | ||||||
形状 | 矩形(丸穴は認定外です) | |||||||
開口寸法 | 1090×143.2以下 | 831×143.2以下 | ||||||
開口面積に対する配管などの総断面積 | 30.4%以下 | 31.5%以下 | ||||||
占積率※1 | 金具1個あたり(133×130mm)に対する給水系・冷媒系の総断面積※2 | 43.2%以下 | 43.2%以下 | |||||
金具1個あたり(133×130mm)に対する排水系のみの総断面積※2 | 27.4%以下 | - | ||||||
金具1個あたり(133×130mm)に対するケーブル系の総断面積※2 | 22.1%以下 | 22.1%以下 | ||||||
金具最大連結数 | 8 | 6 | ||||||
配管/配線種類 | 最大配管サイズ | 最大配管サイス | ||||||
系 統 |
給水系 | 架橋ポリエチレン管(被覆なし) | 30A | 30A | ||||
ポリプテン管(被覆なし) | 30A | 30A | ||||||
さや管 | 外径42 | 外径42 | ||||||
挿入管 | 架橋ポリエチレン管 | 20A | 20A | |||||
ポリプテン管 | 20A | 20A | ||||||
被覆架橋ポリエチレン管 | 25A (被覆厚10) | 25A (被覆厚10) | ||||||
被覆ポリプテン管 | 25A (被覆厚10) | 25A (被覆厚10) | ||||||
被覆銅管・被覆鋼管 | 外径44.45 (被覆厚20) | 外径44.45 (被覆厚20) | ||||||
冷媒系 | ケーブル | 38mm2/本(導体断面積) | 38mm2/本(導体断面積) | |||||
ケーブル系 | 合成樹脂製可とう電線管 | 外径48 /JlSC8411 (CD管・PF管) | 外径48/JlSC8411 (CD管・PF管) | |||||
総導体断面積 | 2.113mm2 | 2.113mm2 | ||||||
最大導体断面積 | 250mm2(CVT) | 250mm2(CVT) | ||||||
排水系 | 塩化ビニル管(VP・HT) | 50A /外径60 ( JSK6741、JSK6742、JISK6776) |
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付記 | 中空壁の場合は鋼製または壁を構成する壁材と同等材料による開口補強材を設けること | 鋼製(厚さ0.8以上)により開口補強材を設けること |
※1占積率は「開口面積に対する配管などの総断面積」と「金具1個あたりに対する配管などの総断面積」の両方を満足する必要があります。
※2「給水系」、「冷媒系」、「排水系」、「ケーブル系」の配管/配線の種類は、同表下欄を参照してください。また、金具1個に対し、各系統ごとに貫通させてください。
※3 ECP板(押出成形セメント板)を含む。
※「Sウォール」は吉野石膏株式会社の商標です。